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5月25日(木) 晴れ 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日、私の元に木の箱がひとつ届いた。
差出人はロージー君。 私への誕生日プレゼントだそうだ。 添えられていたカードには祝いの言葉と共に『可愛がって下さいね』とゆーメッセージ…。 何だろうと思いながら箱を開ければ、中には小さな島と小さな黒い生き物が入っている。
「これは…何だ……?」
島の中央に丸くなり、すやすやと眠るそれは、今までの人生で一度たりとも見た事のない生き物だった。 小さな身体に大き過ぎる耳。 顔立ちは愛らしく、熊のようにも、サルのようにも、ネズミのようにも見えながら、そのどれでもない。
箱の中に同梱されていたカルテのような説明書。 その一番上には『名前;ムヒョたん』と大きく書かれている。
………ムヒョ…たん……。
私はマジマジともう一度、その生き物を見つめた。 小さなそれは、ただすやすやと眠っている。
…ムヒョたん……。
心の中でもう一度呟き、説明書に目を戻す。 何やら、かつて絶滅した生き物をミュラー博士なる人物が甦らせたとか、宝石を産む神秘の生き物だとかなんとか…。 ともかく、これがリヴリーという生き物で、ピグミーという種類らしいという事は判った。
エサは生きた虫……虫???
こんなに可愛らしい外見で虫を食べるのか……。 木の実だとか、ミルクだとかの方が似合うのになぁ…。 ううむ、と呻ってまた箱を覗けば、箱の内側にテープで留められた3つの瓶を発見した。 瓶に貼られたシールによれば、中には、テントウムシ・ルリセンチコガネ・バッタがそれぞれ入っているのだそうだ。 初心者用の育成キットといったところか…なんて、つい感心してしまう。
「……ムヒョ…たん…」
戸惑いを感じながらも名を呟いて見れば、小さな生き物はピクピクと大きな耳を動かし、ぱっちりと目を覚ました。 大きな瞳が私を見上げる。 二本足で立ち上がり、首を傾げるその様子は何ともかんとも愛らしくて…。
「おお…!私のムヒョたん……!」
思わず手で掬い上げ、食い入るように見つめてしまう。 掌の上でちょこちょこと歩く、ムヒョたん。 何と、何と愛らしいのだ! じいぃん!と感激に打ち震えていれば、ジリリと鳴る電話。 それは、ロージー君からの電話だった。
「やあ、ロージー君!プレゼントありがとう!」
早速礼を言えば、 「あ、気に入っていただけましたか?良かったぁ〜♪ムヒョたん、可愛いでしょう?リヴリーを飼うのって、今流行ってるんですよ☆」 電話の向こう、ウフフと笑うロージー君の明るい声。 「ほう、そうなのかね」 リヴリーのムヒョたんはちょこちょこと私の掌を歩き、時折後ろ足で立ち上がっては、耳をピクピクとさせたり、転んだりしている。 うーん、和むねぇ…。
「その内、ウチのロジたんのトコにも遊びに来てやって下さいね♪」
「ロジたん?ロージー君もリヴリーを飼っているのかい?」 「いえ、飼い主はボクではなくてムヒョなんですよ♪」 まあ、それもボクがプレゼントしたんですけどvと、語尾にハートマーク付きの弾んだ声でいうロージー君。 「…よかったのかい?」 思わずそう聞けば、ロージー君は不思議そうに「何がですか?」と聞いてきた。 「だって…キミが飼いたかったんじゃないのか?ムヒョたん…」 そもそも、こーいったモノは、本当は私やムヒョよりも彼にこそ似合うと思うのだが…。 ロージー君は何故、自分では育てず私やムヒョにリヴリーを託したのだろう。 ああ…案外、ロージー君は既に『ムヒョ』とゆー名のリヴリーを飼っていたりするのかも知れない。 だが、 「いいんですよ★ロジたん、ムヒョが寝てる時とかはボクが面倒見てるし」 ロージー君はそう言ってあははと笑った。
それに、ボクにはホンモノのムヒョがいますからv
何だか、そんな心の声が聞こえた気がする。 ううむ。 相変わらずラブラブなのだねぇ。
もしかすると、ロージー君がリヴリーを飼わないのは、ムヒョがヤキモチを焼くせいかもしれないな…なんて、ふと思ったりする。 うーん、実にありそうな気がするねぇ。 普段あまり物事に執着しないムヒョが、あれ程執着しているんだもんねぇ。 きっとそうだ、そうに違いない。うんうん。
「あっ!ムヒョが帰ってきた!じゃ、ペイジさん、また後で!」
慌てたようにそう言って、ロージー君は電話を切った。 その様子に、ははーん、さては私に『ムヒョたん』を贈ったことはムヒョには内緒なんだな?と推測出来て…私は思わずニヤリとしてしまう。 隠し事の出来ないロージー君と、鋭いムヒョのことだから、今頃バレて怒られてるんじゃないかな、なんて思えば可笑しくて堪らない。
「キミの名付け親と、名前を貰った人はホントに仲良しだねぇ、ムヒョたん。ボク達も仲良くしようね♪」
掌の小さな生き物に言えば、それは私を見上げて、ピクピクと耳を動かした。
かくして…私と小さなムヒョたんの生活が始まったわけである。
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えー…。 既に、ムヒョさんのロジたんを飼っているナナセですが、実はペイジさんのお誕生日に『ペイジ執行人のムヒョたん』を飼い始めておりました(爆) 黒くちっちゃくなったらお披露目しようとせっせと黒い虫さんを食べさせ続けて早幾日…。 ようやく、先日真っ黒になった〜!とお友達にお披露目したり、リヴ用ブログでお知らせしたり出来ました☆
とゆことで、記念にこんなモン書いてしまったとゆー…えへへ(爆)
この飼い主日記は不定期に続くかもしれませんがよろしければお付き合い下さいませ〜(爆)
ちなみに、リヴリーって何さ?と言う方は、トップにリンク貼ってありますので、そちらからどうぞvvv (…ムヒョたんはまだ貼ってなかったか…(汗)えー…今、リヴ用ブログにあるブログウィンドウがムヒョたんの島です〜) んもう、めっちゃ可愛いですよ〜vvv ちなみに、ロジたんの島の掲示板にはロジとムヒョで、ムヒョたんの島の掲示板にはペイジさんとムヒョでレス付けております(爆) 何やってるんだ…って感じですが、まあ、生温かく見守ってやって下さい(^-^;)
てか、魔法律なお名前をお持ちのリヴちゃんをお飼いの飼い主様、名前はちなんでないけど飼ってるよ!とゆー飼い主様、新しく飼い始めた飼い主様、よろしければウチの子達のお友達になってやって下さいませ〜vvv
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2006/06/06(火)/21:28:50
No.21
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