【はんぶんこ】


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ニセモノ&イロモノ多発ですが、大目に見てやって下さいませ〜(爆)
□ はんぶんこ □  


※この話は、SNSにある「さとるんさんの7/14の日記」にある3コマの思いっきり続きです。。。↓



。。。SNSに入ってらっしゃらない方に説明させて頂きますと。。。

ムヒョとロジがアイスを分け分けするとね、中身を仲良く半分コじゃなくて、ムヒョの分は丸っと中身全部で、ロジの分はフタに付いたちょびっとだけなんだよ〜とゆーね。
すんげーカワイソーでかんわいーネタなのですよvvvv
(んで、あまりにも可愛すぎて、これはもうコメントを書くとかじゃ足りない!!!!!!!!この萌は今すぐ書かなきゃ!!!!!!とか、読んですぐ書いてすぐ送りつけたのだった)

とゆわけで。


+   +   +   +   +


□ はんぶんこ □






フタに付いたアイスは、当たり前だがすぐになくなってしまった。

…分相応は…分かるけどぉ……。
でも…やっぱり、いくら何でも、これは少なすぎるよぉ〜〜!

せめて、もうちょっと…と期待を込めて見れば、ムヒョはもう最後の一かけを口に入れる所で…。
「ええっ?!ちょ、早っ!」
思わず声を上げてしまえば、ギロリと向けられる視線…。
「あ?」
その鋭い視線の意味する所は、あまりにも明確だから…。
「……な、何でも…ないです…」
しょぼぼんと肩を落とし、ロージーは小さな小さな声でそう言った。
ムヒョが食べ物を分けてくれるなんて、雨が降ろうが槍が降ろうが、絶対にあり得ない。

うん、あり得ない…。
あり得ない……よねぇ………。

深々と漏れる溜息。

今度、依頼料が入ったら、アイス2つ買おう…。
そしたら、半分くらいは食べられるかな……。

商店街のオヤジ衆が聞いたら、涙を零しながら、徳用サイズのアイスを2つでも3つでも、オマケと称してくれるに違いない!というような、カワイソ可愛いことを考えて…。
綺麗になったフタをシミジミと見つめていれば、
「……ヒッヒ♪」
ムヒョが小さく笑うのが聞こえた。
「え?」
どうしたの?と振り返るロージーの、そのリボンタイがグイと引かれる。
近づく瞳が笑っている…と思う内、ちゅうと重なる唇。
「ふぇ…っ?!?!」
何?何??と驚く口の中、冷たい塊が押し込まれて…。
「ンッ!んん…っ?!?!」

それは、冷たくて…。

柔らかで…。

甘くて……。


そして、スゥッと溶けてしまった。


後に残ったバニラの香り……。

それをゴクンと飲み込んで、カアアッと顔を真っ赤に染めるロージー。
「ちょ、む、む、ムヒョったら…何…っ、今…っ」
唇を押さえ、アワアワと言えば、ムヒョは事も無げに「ああ」なんて肩を竦める。
「欲しそうな顔してたからナ」
「そ…っ、そそ、それは、否定…しない、けど!!!」

けど!でも!
だからって、口移しって〜〜〜っっ!!!!

恥ずかし過ぎて顔から火が出そう!なんて様子のロージーに、
「オメェの口ん中、熱ぃナ。すぐ溶けちまったゾ」
ムヒョは何とも上機嫌に笑ってそう言って……。



窓辺に吊した風鈴が、ご馳走様とばかり…チリィンと涼しげな音を立てた。




ちゃんちゃん♪


+   +   +   +   +


とゆことで。。。。

ムヒョはフタをペロペロするロジの姿を堪能し、しょぼぼんな姿を堪能し、アイスをウマウマと食べて、更にロジを賞味する、と…。
流石、ダンナ!なのでした。

そして、イラストはさとるんさんからこの話に、と頂いたモノですーーvvvv
許可頂いたので、ウキウキ載せちゃうんだぜ☆(≧▽≦)
何たる可愛さなのかーvvvvv
(さとるんさん、ホントにホントに素敵萌えをご馳走様でしたーvvありがとうございますvv)

 2008/08/28(木)/16:36:32  No.88



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