ボクとスカートと不機嫌な彼。

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「ムヒョ?ねえ、ムヒョってば〜!ちゃんとお礼は言わなきゃダメだよぉ!」
グイグイと手を引かれるままに自室へと連れ込まれながら、ロージーは唇を尖らせた。
「ウルセェ」
それを一言で斬り捨てて…。
「んな事よりも、だ!」
ベッドに座るように促し、低くなったその鼻先にムヒョはピタリと指を突きつける。
「オメェはそのカッコに何の疑問も感じねェのか?」
「え〜…?ギモン?」
ロージーは短いスカートを見つめ、少し捲れていた裾を丁寧に直した。
「…そりゃぁ…男の子だし、穿いたらおかしいかなってちょっと思ったけどぉ…。でも、みんな可愛いって言ってくれたよ?」
何で怒るのさ…と思いながら、モゴモゴとそう言えば、
「みんな?」
急激に下がるムヒョの声の温度。
「ヨイチさんとナナちゃんとペイジさん…」
「穿いて見せたのか?!」
「う、うん、だって…お礼って何していいか分からなくって…相談に乗って貰ったんだもの…。ムヒョは寝てた時だったし…」
どんどん険しくなるムヒョの顔に、ロージーは脅えつつ説明する。
「……ご、ごめんねぇ、ムヒョォ…」
ションボリして謝るロージーを見つめ、ムヒョは顔を顰めて黙り込んだ。
何に対しての『ごめんね』なのか…、本当に分かっているのだろうかと…。
絶対にコイツは分かってねェ!と、そう思えば溜息を付きたくなってくる。
そもそも、ムヒョは怒っているわけではない。
ただ、面白くないのだ。

ヨイチに言われて素直にスカートを穿くことも。
不特定多数がその姿を目にすることも。

面白くない。
ひたすら面白くない。
だが…。
ふと思い、ムヒョはロージーの姿を改めてじいっと見つめた。
丈の短いスカート。
ロージーがいつも履いているズボンと同じような色で、制服のスカートのようなプリーツの……。
そのスカートの裾から出ている脚は、普段は隠されているものだけに、何だか眩しいようですらあって…。
胸がざわめく。
今、この部屋にいるのは自分達二人だけ。
だとすれば、この姿もなかなかどうして…………。

「……まぁ…悪かねェか…?」

「え?」
「何でもねェよ」
思わず漏れた呟きに、きょとんとした顔で聞き返され、ムヒョは顔を顰めて見せた。
途端、またしてもロージーの眉が悲しげに下がる。
「…あの…、着替えるね…」
「待て」
「え?」
ムヒョは短く言うと、立ち上がろうとするロージーの肩を押さえた。
ニタと広がる企みの笑み。

「折角だ。スカートってヤツが如何に危険かを教えてやる」

「え……む、ムヒョ…?」
ピタリと、太股に置かれる手。
下から覗き込んでくる青い瞳に、不穏な輝きを見て…。
ロージーはかああっと頬を赤く染めた。
言われた言葉と、今居る場所と、そしてこの瞳を見たら…、いくらロージーでもムヒョの言わんとすることくらい分かる。
「…もう、ムヒョってば…!」
スカートの中、容易に潜り込んでくる掌の熱さにゾクリとしながら…。
「怒ってたんじゃなかったの?」
ロージーはクスリと小さく笑った。
「あ?別に…怒っちゃいねェ」
「え〜、でも怖い顔してたよぉ?」
「フン、怒られんのがヤなら、スカートなんざ穿くな」
「うん♪分かった♪もう穿かない!」
ムヒョが怒ってないと分かって嬉しいのか、エヘヘと笑うロージー。
その可愛さに素直に煽られる欲望を感じて…ムヒョはその場へ膝をつくと、剥き出しの膝小僧へと口づけた。
そして、グイと膝を押し開く。
「あ…ムヒョ…!」
視線をチラリと上げれば、ロージーは真っ赤に染まった顔を背けて…。
スカートを抑えるように置かれた手は、けれど、僅かに震えながらも力は込められていない。
そんな、恥じらいを見せるロージーと、スカートの中を覗くという行為の背徳感に、ムヒョの中…更に熱が高まる。
ちゅっと柔らかな太股の内側に口づければ、ロージーの身体にビクリと緊張が走るのを感じた。
「ぁ…っ…」
小さな声に籠もる甘い響き…。
「スカートって危険ダロ」
ニヤッと笑って言ったムヒョに、ロージーは唇を尖らせて…。
「…ムヒョのエッチ!」
咎めるような口ぶりで言いながら、それでも逃げたり、抵抗したりする素振りは見せない。
いつだってそうなのだ。
だから、
「ヒッヒ♪今更だナ」
ムヒョは楽しげに笑って、また柔らかな肌に口付けた。
「あ…っ、ん……、は…ぁ…」
唇の、熱い掌の感触が奥へ奥へと進むにつれ、ロージーの身体は小さく震え、スカートの裾を掴む手に力が籠もる。
触れて欲しいのだと主張しているソコに目を細め、下着へと手をかければ、ムヒョの身体の横でモジモジと両の脚が動いた。
「む、ムヒョ…スカート……」
脱がせて、と…。
小さな声が上から言うが、
「あ?ソレはそのままだ」
ムヒョはピシャリとそれを却下する。
「ええっ?!や、やだ!そんなの、何か恥ずかしいよぉっ!」
「アホかオメェ…今更何が恥ずかしいだ」
「だってだって、スカート穿いたままエッチなんて!何かすごく……やだぁあ〜!」
「諦めろ」
「!!!」
問答無用とばかりに下着を降ろし、既に緩く立ち上がっていたものを握り込んでやれば、途端に抗議の声は無くなった。
スカートの下で先走りに濡れているソレ…。
それを何とも不思議な光景だナと思いながら、ムヒョは唇を寄せる。
先端を小さな舌でペロリと舐めれば、
「ひぁあんっ!」
床に着いていた爪先が跳ね上がった。
スカートの裾を握っていた手がムヒョの頭に触れる。
強すぎる刺激に押しやりたいのか…それとももっとと押さえつけたいのか…。
迷うような指先。
「あぁっ、あ…んん、ん…」
悩ましい声、熱い吐息。
捲れ上がったスカートの下、視線を上げればぎゅうっと目を瞑っているロージーの顔が見えた。
きつく寄せられた眉。
小さく開いた唇。
真っ赤に染まった頬。
ぽたりと伝い落ちたのは、汗か涙か…。
口の中、質量を増したソレに限界の近さを知って…。
「あっ、あ…やだ、むひょ…ッ、ボク…っ」
懇願のような声。
ムヒョは唇を離すと、ぐっと抑えるように手をかけ、そのまま扱き上げた。
途端、
「あ、あぁっ!」
撓る背にビクビクと震えが走り、床から上がっていた爪先もぎゅうっと反る。
フルフルと振られる頭。
「や…ぁああ…っ、ん、んん…っ!」
先端を擦る指先に力を込めてやれば、大きく身を竦め欲望を吐き出して…。
ロージーの身体は、そのまま後ろのベッドへと倒れ込んだ。
「はぁあ…ぁ…あ…」
ビクビクと、余韻に震える身体。

「…ま、浴衣の次にイイかもナ…」

頬に飛んだ白濁を拭いながら、ムヒョが言う。
「え…?」
大きく肩で息をしながら、まだ快楽に濁った頭で唐突な言葉の意味を考えて…。
怪訝な顔をしたロージーを上から覗き、ムヒョはニヤリと笑った。
「ズボンより…脱がせる手間が少ねェし…」
チラリと脚の方に向けられる視線。
僅かに上体を起こして見れば、短いスカートから伸びた脚に、今自分の放ったものが飛んでいて…。
下へと伝い、白い筋を残しているそれをツイッと拭いながら…。
「この眺めもなかなか…悪くねェ」
ヒッヒと上機嫌に笑うムヒョ。
そして、絶句しているロージーに口付け、ムヒョは濡れた指先をスカートの中へと忍ばせたのだった。


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こんなモノここに書いてもいいのかな…ホントに…(汗)
何か段々イケナイ気がしてきたので、ちょっと切り上げました(爆)
折角、スカート穿いてのエッチだったので、穿かせたままで進めてみましたが、
途中何度か、あああ、これじゃムヒョさんが変態っぽい…!と思い、いろいろソフトに修正しました(笑)

こんなモノを読むために拍手押しちゃったじゃん!とゆー方には、
何かすごく申し訳ない…とか思いつつ…。。。。
拍手ありがとうございました〜!!!!(><)
とても励みになっておりますー!!!!!とゆことで…。。。。。

2006/06/24

そのまま残してあったので、そのまま貼ってみました。
拍手ってちょっと裏っぽいので、裏っぽいSS載っけてもいいんじゃない?とか、
確かそんなことを思ってた気がしますが。。。
載っけた後、もの凄くいけなかった気がしたのが懐かしいです(何じゃそりゃ)